VMware ESXiのインストール&セットアップ

自作PCを組み立てたらESXiをインストールしよう。グラフィックボードは挿さないでおく。

基本的には、VMwareのサイトからESXiのインストーラのISOファイルをDLして、それでブートしてインストールしてしまえばいい。 うまくいけばすいっとインストールできてしまうのだが、つまずいたのがやはりオンボードNICだった。

今回のマザーボードではintelのNICが載ってるものを選んだのだが、だめだった。 インストールの途中で"No compatible network adapter found."と表示され、先に進めない。

このように、標準でサポートされてないNICを選んでしまった場合の回避策を説明する。

基本はこんな手順になる。

NICのドライバを手に入れる

まずはマザーボードのスペックを調べて、オンボードのNICのチップ名を調べる。 今回使用したASROCKのH87 Performanceの場合は、「Intel I217V」だった。

"ESXi I217V ドライバ"などで検索すると、I217用のドライバを公開してくれているサイトが見つかる。 今回は、環境さんぷる:ESXi5.1のドライバを作成してみる(intel I217/I218/82579LM/82574L編)のサイトからDLさせてもらった。 DLするのは"net-e1000e-2.3.2.x86_64.vib"というやつ。

もし、購入したM/BのNIC用のドライバが公開されてなかったら、あきらめて動作確認されているPCIバスのEthernetカードを買ってくればいい。

ESXi-CustomizerでESXiインストーラーをカスタマイズ

次にESXi-Customizerを使用して標準のESXiインストーラに先ほどDLしたnet-e1000e-2.3.2.x86_64.vibを組み込む。

ESXi Customizer

これで作ったカスタマイズ版のインストーラをCD-ROMに焼いてインストールを実行すればうまくインストールできる。

CD-ROMの代わりにUSBメモリからインストールする

ESXiのインストール用のBootableなUSBメモリを作ることもできる。

この手順を読めばわかるけど、かなりめんどくさい。素直にCD-ROMを焼いておく方が楽だけど、家にUSBメモリしかない場合も多いと思う。

この手順は、それマグで!のESXi 5.x のUSBブートで起動してインストールを参考にさせてもらいました(ほぼ丸写し)。

syslinuxを使うLinuxの用意

BootableなUSBメモリを作るためにLinux環境が必要。 ESXiを使おうというくらいなんだから、当然VMWare Playerくらいは使っていると思う。

まずはVMWare環境にCentOSなどのLinux環境を用意しておく。ここは説明は省かせてもらう。

USB内にパーティションを作る

fdiskを使ってパーティションを作成する。

  # fdisk -l
  Disk /dev/sda: 21.5 GB, 21474836480 bytes    ← こっちはOSの入ったHDD
  255 heads, 63 sectors/track, 2610 cylinders 
  
  ...省略 
  
  Disk /dev/sdb: 2002 MB, 2002780160 bytes  ← こっちがUSBメモリ
  255 heads, 63 sectors/track, 243 cylinders 
  Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes 
  Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes 
  I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes 
  Disk identifier: 0x00000000 
  
  # fdisk /dev/sdb
  Command (m for help): d     ← パーティションを削除
  Selected partition 1
  
  Command (m for help): n     ← パーティションを作成
  Command action
     e   extended
     p   primary partition (1-4)
  p                           ← Primary を選択
  Partition number (1-4): 1   ← パーティションNoを指定。1番
  First cylinder (1-243, default 1): [Enter]  ← シリンダ指定。デフォルトの1
  Using default value 1
  Last cylinder, +cylinders or +size{K,M,G} (1-243, default 243): [Enter] ← 最終シリンダ指定
  Using default value 243
  
  Command (m for help): t    ← パーティションのタイプ指定
  Selected partition 1
  Hex code (type L to list codes): c  ← FAT32を示す'c' を指定
  Changed system type of partition 1 to c (W95 FAT32 (LBA))
  
  Command (m for help): a    ← Bootable指定
  Partition number (1-4): 1  ← 1番パーティションを
  
  Command (m for help): p    ← パーティション設定を確認
  
  Disk /dev/sdb: 2002 MB, 2002780160 bytes
  255 heads, 63 sectors/track, 243 cylinders
  Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes
  Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
  I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
  Disk identifier: 0x00000000
  
     Device Boot      Start         End      Blocks   Id  System
  /dev/sdb1   *           1         243     1951866    c  W95 FAT32 (LBA)
  
  Command (m for help): w    ← 設定を書き込み
  The partition table has been altered!
  
  Calling ioctl() to re-read partition table.
  
  WARNING: If you have created or modified any DOS 6.x
  partitions, please see the fdisk manual page for additional
  information.
  Syncing disks.   
  

FAT32でフォーマット

/dev/sdb1というパーティションを作ったので、FAT32でフォーマットをする。 mkfs.vfatが無いときは、dosfstools.i686 をインストールすればいい。

  # mkfs.vfat  -F 32 -n ESXi-Installer /dev/sdb1
  

syslinuxの組み込み

syslinuxでブート用のシステムをUSBメモリに組み込む。syslinuxが無いからyum install syslinuxでインストール

  # syslinux /dev/sdb1
  
  # dd if=/usr/share/syslinux/mbr.bin of=/dev/sdb bs=440 count=1
  

ESXiインストーラの中身をUSBメモリにコピー

ESXiのインストール用ISOファイルの中身をUSBメモリの中にコピーする。

  # mount /dev/sdb1 /mnt/usb
  # cp -r /mnt/cdrom -T /mnt/usb
  

syslinux.cfgの作成

USB内のisolinux.cfgからsyslinux.cfgを作る。さらに中身を書き換える。

  # mv /mnt/usb/isolinux.cfg /mnt/usb/syslinux.cfg
  # vi /mnt/usb/syslinux.cfg
  
  DEFAULT mboot.c32    ← ここをmenu.c32 から mboot.c32 に書き換え
  MENU TITLE ESXi-5.5.0-1331820-standard Boot Menu
  NOHALT 1
  PROMPT 0
  TIMEOUT 80
  LABEL install
    KERNEL mboot.c32
    APPEND -c boot.cfg
    MENU LABEL ESXi-5.5.0-1331820-standard ^Installer
  LABEL hddboot
    LOCALBOOT 0x80
    MENU LABEL ^Boot from local disk
  

後片付け

USBメモリとCD-ROMをumountしておく。

  # umount /mnt/cdrom
  # umount /mnt/usb
  

こうやって作ったUSBメモリからブートして、ESXiをインストールできる。

ESXiのインストール実行

CD-ROMでもUSBメモリでもいいので、インストールメディアからブートしてインストールを開始する。 インストール自体はとても簡単。

ブート

NIC認識後の確認画面

インストール先の指定

rootパスワードの指定

インストール実施の再確認

インストール完了

このインストールの実施だが、データストアは壊さないので、仮想マシンを作成後に再度実行しても問題ない。

ただし、再インストールを行うと、仮想マシンの一覧表示は消えてしまう。データストアに仮想マシンの設定ファイルなどは残っているので、再度、インベントリに登録しなおせば問題ない。

ESXiの起動

ESXiが正常に起動したら以下のような画面が表示される。 ESXi起動

ここにIPアドレスが表示されるので、控えておこう。

vSphere Clientのインストール

VMwareのサイトからvSphere Clientをダウンロードしておく。ESXiのバージョンにあわせたものをインストールしておくこと。

vSphere Clientの起動

インベントリ画面